ARM Forum 2009参加中


 今日は、ARM Forum 2009に出席してます。
 会場;東京コンファレンスセンター品川





 メイン会場の大ホール


 は、満席になってしまってサブ会場へ・・・

 さすが注目度高いイベントです。




● ご挨拶
アーム 代表取締役社長 西嶋 貴史


200社へ650ライセンス
2009Q3は、10億個出荷
来週、ARM MCU EXPO開催



● 【基調講演】世界へ広がるARMプロセッサ
英国ARM社 EVP Marketing Ian Drew


特徴
・電量効率
・接続性(電話、ラップトップ)、教育・医療
・オープン


半導体だかえではないあらゆる種類のパートナーシップを強化


1992年
大量にアーキテクチャがあった

2009年
主に4アーキテクチャ、その中でも有効なのはARMとx86
ビジネスモデルの戦い
・ノートPCは基本的にはかわらないが、ケータイはまったく違う、各プラットフォームで差別化されている


問題1
・バッテリーによって稼動
 →ムーアの法則と一致しない、バッテリーの寿命よりも需要が大きい
 →微細化が進むによって効率が重要化
 さまざまな価格帯のMCUがあるが、一番数がでるのは$1〜2のMCUと考えている。→特にエネルギー効率がもとめられる。32bitMCUにパワフルなツールを用意している。
 →スマートフォンが特に伸びていく
 →STV,DTVの成長も大きい
 →ストレージ


 The Internet Everywhere
 →スマートフォンからPCまですべてのデバイスで同じ体験を得られなければならない
  →パフォーマンス、スクリーンサイズ、グラフィック性能、Web2.0を実現する性能が必要
 モバイルコンピューティング 2014年の予測
 ・SmartPone 3.3億台
 ・Netbook1.6億台
 ・<$200 Device 2.5億台


 ・ARM11は、もっとも多くスマートフォンで津くぁれ手いる。
 ・Abobe Flash,Ubuntu Linux,SilverLight,FirefoxもARMにポーティングされている
 ・一番最初のARMベースのネットブックも出荷。Sharp NetWalker
 ・プレゼンに使ってるDELLのノートは重くて熱いね・・・


 2010年の携帯電話
 ・Flash10対応 
 ・OpenGL ES
 ・Web2.0アプリ対応
 ・プロセッサ:Cortex-A9 dual core (32nm , Mali-400MPグラフィックス , HD video DVC)
 ・モデム;LTE対応50Mbps


 2913年のモバイルクライアント
 ・22mnのプロセッサ
 ・マルチメディア、エンターティンメント、ゲーム
 ・モデム:110Mbps


 インテルにどうやって勝つのか
・サイズ:Atomに対してCoretex-A9は 1/3
 →サイズ=コスト
・消費電力:、10〜20倍の効率
・性能:Atom 1.6HzA9 1.0GhzのWebレンダリング性能はほぼ同じ


 ホーム
 ・リッチなUI(インタラクティブ、3D)



 ロードマップ
 ・ソフトウェア コンパチビリティ(一度設計すれば上位クラスのプロセッサでも、互換性がある)



 クラウドコンピューティング
 ・パーソナル化
 ・スクリーンサイズにかかわらず同一の体験
 ・Linuxのコミュニティとの緊密な関係
  すべてパートナーシップモデル


 Abodeと
 ・Flash Play10がARM最適化されて対応される
  ・リッチグラフィックス、ビデオ
  ・今年ベンダーリリース、来年は製品リリース


 Google
 ・Andloidで緊密な関係
  ・デバイスではArmプロセッサが使われている
  (デモ:Andloid SmartBookデモ、独自マルチウィンドウ)
  ・Arm andloid solurion centerでさまざまな情報を提供している
 ・Chrome OS フルサポート


 ファミリー
 ・Cortex-A9 ,A5 ,M0・・・
 PhysicalIP
 ・来年32nm
 ・Coretex-A9で2Ghzのプロセッサ


 ハードウェア、ソフトウェア設計トレーニングのプログラムを準備している


 MaliグラフィックプロセッサIP
 ・Mali-55 ; OpenGL ES1.1
 ・Mail-400MP : マルチコアGPU
 (スエーデンのLogipard買収により、1080P実現)
 ・Mali Developer Centerで情報提供


 組み込み
 ・ソリューション:
  ・PnP
  ・60秒でクラウドで利用できる
 ソフトウェアの重要性
 ・接続デバイスである、パワフル→正しいソフトウェアの選択
 ・電力最適化
 ・複数プラットフォームの対応
 メリット
 ・一度設計すれば互換性がある (Coretexベースでは、分断がない)
 ソフトウェアは重要
 

 コラボレーション、イノベーション
 →ビジネスモデル、パートナーシップを重視


 ビジョン



●【特別講演】ドコモの端末プラットフォーム戦略
NTTドコモ 移動機開発部 部長 常務理事 三木 俊雄氏


携帯電話は自動車電話からはじまり今年で30年。


1.市場動向
 国内も日本国内成熟期(飽和しちえる)
 1億台(年間500万台の増加)
 新規獲得よりも顧客の満足度向上へ(ユーザーニーズを重視)


 販売総数は減少傾向(2500万台→2000万台/年)※端末購入制度に
 →少量多品種傾向


 買い替えサイクルが伸びている。2007年度26.8ヶ月が、2012年は26ヶ月になるだろう。
 ・端末の強度を
 ・リチウムイオン電池は2年程度が寿命であるが、端末の寿命内に交換時機が来るためメンテナンス、アフターサービスを重視


 新しい4つの端末
 ・PRIMTE , SAMRT , STYLE , PRO (+らくらくホン
 (出荷は廉価なStyleが半数)


 冬モデルのコンセプト
 ・AOS (常時GPS測位)→みまもり、配送管理などで活用
 ・HSUPA→のぼりの通信速度も向上


 世界の契約数、普及率(普及率58%)
 ・アジア・太平洋地区
  ・契約数トップは中国6億、日本は7位で1億
  ・伸びは、中国、インド、インドネシアパキスタンの伸びが
 
 モバイル市場での垂直統合競争
 ・サービス、プラットフォーム、アプリケーションを統合したビジネスモデル
  ・Apple
  ・Google
  ・Microsoft
  ・Nokia
  ・Docomo (iModeを基軸にやっていた)
  :


→あたらしいプラットフォームが必要



2.プラットフォーム

【構成】
周辺
無線 : C-CPU
アプリ : A-CPU
マルチメディア : マルチメディア用プロセッサ


ハードウェア、ソフトウェア(OS、デバイスドライバー、ミドルウェア)のレイヤーをプラットフォーム開発範囲としている



2−1.オペレータパックおよび標準化

課題
 オペレーターの独自仕様により海外進出への障害
 海外新規端末メーカーのドコモ市場参入時の、ドコモ仕様への対応負担が大きい
 販売方式変更により端末価格低減が必要

解決手段
・グローバルサービス
・オペレーターパック
 →ドコモ向けのソフトウェアをドコモでパッケージ化して端末メーカーへ提供
  →端末メーカーは、独自アプリ部に注力できる→個性的な端末を開発できる
 ・iMode , iコンシェル 、 おさいふケータイなど


プラットフォームによって要求はことなるので、モジュール化してラインナップを用意する
ハードウェアはまちまちなので、ハードウェアへの独立性、カスタマイズ性、機能選択、拡張性をもたせる


OS:Lunux , Symbianに対応 それぞれの標準化仕様に対応
・Limo Foundation = ミドルウェア、LinuxOSの標準化
Symbian Foundation


すべてのぷらっどフォーム似たおいう
Limo(linux),Symbian,WindowsMobile,Android


2−2.ハードウェア

チップセットの開発
2005年 G1

2009年 G3
(2010年 G4)
※ハイエンドは、SH-MobileG2→G4へ


SH-Mobile G3 LSIの構成
 BasebandDomain;Arm9
 SystemDomain:Arm11
 RealTimeDomain:(ハードウェア制御)


無線送受信部
・7バンド対応が必要(W-SDMA 3band + GSM.GPRS 4band)
・アンテナは共有化しても複数必要になる
(ほかに、Felica , BlueTooth , ワンセグは別にアンテナが必要)


F905iF-01Aの基盤写真: チップへの統合、小型化がすすんでいる


Gチップのダイ写真:アプリケーションプロセッサ部が大きくなっている
(LTEでは、無線部も増えるだろう)

ベースバンド進化へ
LTE世代では、DSP処理ですべてソフトウェア処理するようにしていきたい
・ソフトウェアによりHSPA,LTE通化できる
・チップ面積増大を抑えたい→開発費も抑えられる


2−3.LTEに向けた端末PF

 世界的に競争力のあるPF開発、世界の先頭集団(日本からの提案も多く取り入れられている)


目標 
 2010年 LTE開始
 シェア25%


C-CPUは、LTEコンパニオンチップを外付け化して開発コスト抑え、柔軟性を得る
(一部機能は従来チップ上に実装)


最大伝送速度
 クラス3
 UL:50Mbps DL:100Mpds
 (MIMO 2x2時)


現状
・ES2 (2010Q1)
 SAKURA


ドコモ、NEC,パナソニックバイスコミュニケーションズ、富士通で開発
将来的にはプラットフォームライセンス提供の予定


・まとめ
開発コスト・端末コスト低減
PF:LTE導入へむけて、高精細な動画などのアプリケーションへの対応
競争と強調:グローバル対応、リアセンスイン・アウト



● Advanced ARM Processor and Physical IP
英国ARM社 VP Marketing Eric Schorn


最近Coretex-A9 , A5を発表した(A9は2010から量産)


▼ プロセッサIPについて
(ローエンド)M0 - A5 - A9 (ハイエンド)


Coretex-A9 A9は2010から量産
 Osprey 2Ghz(A9の高パフォーマンス版。ハードウェアIP) 2011年から量産
Coretex-A5 A9の互換、廉価版。ただし設計はことなる、2011年末から量産


A9/A5は、同じ機能
・1-4のSMP
・TrustZoneセキュリティ
NEON マンルチメディア
・Dual Bus

A9は
・2.5DMIPS/MHz
・高性能、高機能
・A8と同一サイズ
※ A8は現行製品(ハイエンド向け)


A5は
・互換性はあるがパイプラインが(ローエンドにむけて)最適化されている。
・1.5M DMIPS/MHz
・Arm11以上の性能
・電力効率が、80%改善
・以下を高性能化、小型化、低消費電力化した位置づけ
  ARM11,ハイエンド向け 300M+個以上出荷
  ARM9,メインストリーム向け 5B+個以上出荷



▼ Physical IPについて

 シリコン、製造プロセス、実装・・・


例)A9でのIP例
 850Mhz Foundation IP
 950Mhz Enhanced IP
 1.32Ghz Enhanced IP
 1.42Ghz hard Macro
 2Ghz


intel atom N270 1.6Ghzとの比較


ローエンド:M0
・マイクロコントローラ
・time to market
・低消費電力
・さまざまなメモリーサポート


ARMパートナーシップを最大限に
世界規模のSoC
最善の、Processor IP , Physical IP




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午前の部終了
各社の展示を見る



ACコンセントに直挿しで使えるARM/linuxボード

赤網歩さん

ARMのブースでマルチタッチのデスプレイテーブル







インターフェース誌のARMマイコンのコンテスト作品
USBが使えるマイコンボードの作品







お昼〜



バイキング形式でした



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午後のテクニカルセッション



「ARM開発ツールによるAndroidプラットフォーム最適化手法」
「ARMマイコン用の統合開発環境 MDK-ARM」



つづく