FTF japan 2009 ジェネラルセッション
Freescale Technology Forum Japan 2009なう。
雅叙園到着
ヒーローチップ
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FTF japan2009
破壊的変化へのフリースケールの対応
(´・ω・`) 携帯電話向けチップセットの撤退、仙台開発センターの統合
(`・ω・´) 車載デバイス、通信にフォーカス、8インチFabへの移行
■ CEO リッチベア
「グローバルな組み込みプロセッシング・RFのリーダー」
● 成長トレンド
・ネットワーク
・健康
・環境
→組み込みプロセッシングで解決
【ネットワーク】
高速なネットワーキングが要求されている
ネットワークTVは、日本・韓国で世界の50%の利用数
例として、ニコニコ動画がされてた。ニコ動のコメントはOnscreen Scriptingとか呼んでた
あと、なんかケータイのイメージ画面にハルヒがいたぞ
【健康・安全】
・予防医療(医療コスト低減)→医療とITの連携→モニタリング→フリースケールの低消費電力、RFを活用
・安全→自動車市場にフォーカス→エアバッグ、車間コミュニケーションによる安全確保、各種モニタリング、レーダーをフリースケールが提供
【環境】
エネルギー効率の向上
● 成長のチャンス
【車載コンピューティング】
・中国、インドの自動車産業・市場に非常に注目している
→車載MCU,センサー、ネットワークを提供していく
DSIコンソーシアムで、センサー→エアバッグなどの通信の標準化・互換性の確保
【ネットワークインフラ】
中国・インドで3Gが普及してきている
日本ではLTEが普及する
高速化するネットワークに対応するためプロセッサの高性能化が必要
→クロック高速化ではなくマルチコアで対応していく(性能あたりの消費電力がリニア)
MSX8156マルチコアDSP
関連技術:PowerQUICC,Star☆Core,QorIQ
TimeToMarket
→ソフト開発はハード開発の20倍のコストがかかる
→VortiQaプラットフォームによる開発効率向上
【エネルギーネットワーク】
・スマートグリッド
ユーザーの需要情報を電力会社にフィードバック
→スマートメーター→実現のための技術(低消費電力MCU,通信技術)
【組み込み】
EBook(i.Mxのシェア60%)、SmartBook(ケータイとPCのギャップを埋める)
→i.Mx
例:Sharp NwtWalkerなど
■ フリースケールジャパン 高橋社長
・ケータイやPCといったクラウドに次ぐクラウドの創出→新情報端末・SmartBookなど
・ケータイのUIはしょぼい→センサーなどを活用
【 安全・健康・環境】
・CO2排出削減
・交通事故死亡者ゼロを目的
いままで、パッシブセーフティ
ぶつかってから加速度センサー→通信IC→エアバッグ点火ドライバ
※DSIでI/F共通化
今後は電界センサー、圧力センサーも活用
アクティブセーフティ
衝突を未然に防ぐ
衝突速度が10キロ下がるごとに死亡率が半減
・トラクションコントロール
・ミリ派レーダー
課題:高い演算性能が必要、GaAsは高価
GaAS→SiGeによるシステム、チップ数削減
セーフティ向けマイコン
【LTE】次世代無線ネットワーク (3.9G)
DL:300Mbpd UP;70Mbps
モバイルでも高速な通信を実現
3.5→3.9Gにあたり、チャンネル推定で4-6倍、誤り訂正で10倍の性能要求がある
→マルチコアDSP、特化したアクセラレーター、45nにより性能向上
例)MSC8156マルチコアDSP (6DSPコア 6GHz相当,セキュア演算、ベースバンドアクセラレータ)
デモ:デモボードで、ビッド誤り率の高いデータのturboのエラー訂正デモ
コア性能が10倍にあがっているので、チップ数を減らし面積、消費電力と低減できる
4GのチップはDL最大1Gbpsに対応。アクセラレータの性能も10倍の性能アップを予定
【コンティニュア・ヘルス・アライアンス】
健康機器(体重計、血圧計、歩数計)などの情報をPC,ケータイ転送できる
USB,BTなど、今後ZigBee,Wifi
健康器具がネットワーククラウドの一部となる
セキュリティも重要
→フリースケールでは、センサー(10億個出荷済み)、プロセッサー(低消費電力)、通信(コンティニュア対応スタック)
センサーMEMS加速度センサー(歩数計)、圧力センサー(血圧計、呼吸)、近接センサー
ZigBee対応の開発ボードでデモ
TANITAのコンティニュア対応歩数計、体重計でデモ
→USBで接続して歩数、消費カロリーをPC上で表示、履歴管理ツール→見える化
★TANITA 谷田社長
・フリースケールとのサンプル共同開発→短期間んでサンプル開発できた(安定したライブラリ、機能、サポート)
・今後のコンティニュア対応化していく
→体温計なども。
→携帯型デジタル尿糖計の対応
【新たな市場】
PCでもなくケータイでもない新たなデバイス
SmaetPC , eBook (i.MXは50%以上のシェアをもっている)
・Sharp NetWalkerデモ→起動、YouTube再生
i.MXプロセッサを搭載→低消費電力
i.MXは・・・
・ARMベース
・車載クォリティをもつ(稼動温度など)→車載ネットワーククライアントにも応用
・マイクロソフトとの協業
・Windows7進機能→センサーを活用するAPI→センサードライバーを組み込んでいる
→リファレンスデザイン:バッチボード(加速度センサー、圧力、電界などのセンサー搭載マイコンボード) ※今日会場で購入可能
デモ:バッチボードを活用したデータグローブでピアノを弾くデモ
データグローブの動きにあわせて画面上の手が動く。それでバーチャルピアノ演奏
趣味の世界だ・・・(笑
★マイクロソフト 中川本部長
Windows7 (9/1法人向けVL発売開始、10/22一般販売)
・開発ポイント
・強化ポイント(使いやすさ、信頼性・互換性、特にパフォーマンス)
・PentiumM相当の古いPCでも使える性能(1GHz,1GbyteRAMで十分動くよ)、3年前のPCで快適使用できること
・「センサーに対応した初めてOS」→センサーAPIを搭載→センサーハードウェア間でドライバに互換性をもたせることができる(ロゴプログラムあり)→クロスプラットフォーム
→近接センサーによるロックなど
■ NTT 小森 執行役員
「ケータイの将来動向について」
【LTE】
国内携帯市場は1億台
3Gは2001年に開始、2005年ごろから50%を超え現在が92%
ユーザーあたりのデータトラフィックが2003→2008年で9倍
動画データが急激に伸びている
2010年から世界の先頭集団としてLTEを導入していく(3GPP使用に準拠、2007/7から実験を開始している。2008/2から実証実験)
世界ではいままではW-CDMA,CDMA2000にわかれていたが、今後LTEに統合されていく
100Mbpsオーバーの通信速度も特徴だが、ユーザースループット、電波利用効率も注目
2014年に2万局、人口カバー率50%を目指す
端末は3G/LTEデュアル端末を提供する(Fomaの反省をふまえる)
2Ghz帯から導入、免許取得により1.5Ghz帯へ拡大
【フェムトセル】
小型の家庭内設置を目的とした小型基地局
バックボーンはFretsなどのWANを利用する
エリアが細かく分割されることで、高速化が図れる
【ドコモのチャレンジ】
・携帯電話の役割、
コミュニケーション→情報アクセス→生活インフラ→行動サポート(iコンシェル 170万契約)へと進化
・動画
エンターティンメントから
→エンタメについてもケータイ専用コンテンツ拡充
→生活に役立つコンテンツ
・地上派の空チャンネルの活用(2012年開始にむけて)
ストリーミング
ダウンロードキャスティング
・融合サービス
産業機器(遠隔制御、監視)、車(ITS)、情報家電、放送、固定機器
・端末
オープンOS端末(Android,WindowsMobile)
LTEでは遅延時間が短くなることから、アプリの構造がかわってくる(サーバ側に機能をおいだせる)。ケータイ側の機能はもっとほかのことにつかえる
・価値創造
ユーザーの位置情報から、社会の動態の見える化→社会システムの改善の活用
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さて、午後はセンサーボードのハンズオンセミナーに参加してきまーす
FTF japan 2009 FTFハンズオンセミナー
「フリースケールのセンサー製品概要をToolBox(センサーボード)を使った実習演習」
● センサーの概要
フリースケールのセンサーの強み
・加速度
・近接
・圧力
MEMSセンサーを車載、医療、コンシューマー向けに10億個出荷
【加速度センサー】
0〜2G LowG 加速や振ったりするような動き
50G〜 HighG 自動車の衝突センサーなど
LowGでの応用は・・・
落下、傾き、移動(モーション、万歩計)、衝撃、振動
今日使う3軸で示達加速度センサーMMA766FC
・低消費電力
・モーション検地
加速度以外に、タップ、シープなどの専用の検地モードがあるので低消費電力
【圧力センサー】
地表 101.3KPa
血圧 13kPa近辺
センサーの構造は大きく3種類ある。
従来のセンサーは、センサー→増幅→温度保障→ADC→マイコン といった処理がひつようだったが、最新のチップはワンチップで1段階で可能。また、大変小型化された。
【近接センサー】
タッチセンサーなどに仕様
静電容量の変化から指などの接近を検地する。ここでは、ボタン(パッド)として使用する。
原理含めた解説がわかりやすかった。
● ハンズオン
【近接センサー】
近接センサーのタッチパッドを使用してWindowsのピンボールゲームをプレイ
ゲームが成り立つレスポンス
【圧力センサー】
フリス犬の肺活量を計る
チューブをふさいで指でつぶしたり水につけると圧力が変わることを確認できる
【加速度センサー】
センサーボード+USBボード(大きいほう)
左上のちっちゃなチップが加速度センサー
振ってみると画面上のグラフが振れる
ケータイに見立てて傾けると画面上のケータイも傾く
生の3軸加速度以外に、大まかな90度単位の向きやタップ、シェイクの有無も取得できる。
高頻度にアクセスしてタップやシェイクを判定する必要がないので、アクセス頻度を下げられ消費電力を低減できる。
そのほか大変高機能。
ログ記録モードにして、ボードを放り投げた
マイコン上の記録データをUSBでPCに転送→CSVで保存→Excelでグラフ化、
Sensor ToolBoxはPCにつないですぐ動作させることができるので、センサーの動作を把握するために大変便利。
お土産に加速度センサーのキットをいただきました。
FTF japan 2009 テクニカルセッションなど (9/9)
前回のエントリ
→ジェネラスセッション
→ハンズオンセミナー
(→去年のFTF)
■ Windows7 センサーアプリケーション開発ソリューション (C-3)
Windows7では、センサー、ロケーションデバイスを統一的につかえるAPIが定義された。
マウスやキーボードなどの従来のデバイス以外に、加速度センサー、圧力センサー、照度センサーなどをUIや制御に取り入れることができる。
同一種類のセンサーであれば、メーカーを問わず統一的に利用できるようになる。
また、生活に密着したものであるのでセキュリティのサポートも重視している。
センサーは、主に以下の種別(カテゴリー)に対応
(位置、環境、モーション、方向、電子、機械、生体、光、スキャナー)
※ 存在しないカテゴリーはDDKで開発して拡張することができる
Sentor COM APIで提供される
・同期・非同期モデルの両方に対応
・複数アプリからの利用が可能
・プロパティとしてセンサーの値を取得、設定できる
・イベントを定義すると非同期的にコールバックで呼び出される
デモ:
・Freescale Sensor Development Kitボード(バッチボード)を使ったデモ
(加速度センサー、光センサー、タッチセンサー)で取得した値をWindows7上のアプリで表示する。
たとえばWindows7では、ノートPCの照度センサーによりLCDの明るさを制御するサービスが動いているが、このボードを接続しても同様に機能する。
VisualStudio2010上でソースを解説しながらの解説。
加速度センサーつきグローブでのデモも行われた。
ロケーション取得を利用したGPSによる位置情報を表示するガジェットの紹介もされた。
応用して実現されている機能
・ロケーションプラットフォーム
GPS,Webサービス連携
・バイオメトリックフレームワーク
指紋認証など
センサーへのアクセス制御
・センサーによってはセキュリティにセンシティブな情報を扱う
・ユーザーごとにアクセス権を指定することができる
開発に必要なもの
・Windwos7/Windows7SDL/UMDF対応のDeveiceDeriver/VisualStudio2008以降
・センサーデバイス側のPlatoformとしては、.Net micro frameworkなどを利用して開発することができる。
※参考資料へのリンクが配布された(日本語資料はまだない)
センサーデバイスとの遠隔接続
・Windows Rally technologyを使えば、ネットワーク、Wifi,BTを介したセンサーを利用することができる
メリット
・ユーザー:センサーデバイスとPCの組みあわせ選択の自由度
・ISV:ソフト開発が容易(統一したAPIで開発できる)
・機器メーカ:センサーデバイスの選択の自由度
・デバイスメーカー:採用されやすい
デメリット
・囲い込みができなくなる
・すり合わせ開発が困難になる
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Windows7のセンサーAPIは、今日はじめて知りました。
開発環境も整備されていてこれからWindowsからのセンサー利用が容易になるとおもいます。
当然Windows7自体もAPIを活用していますので、さまざまなセンサーを接続してWindows自体の操作を行えるというのも楽しみです。
■ CodeWarrior v.10
Eclipseベースになる。大きな変化。
もちろんリファクタリングなどEclipseの機能は利用できる。
従来のプロジェクトはインポーターで取り込める。
デバッグもEclipse上で完結する。
各マイコンは順次対応していくロードマップ
ベータ版のCDが配布された。
フィードバックがほしいとのこと。
■ 応用製品
フリースケールのデバイスを利用した製品群
リョーヨーからOPEN BDMを利用した製品が出品されている。
秋葉原などでかなり安価に販売するのこと。これはありがたい。
加速度センサー(アナログ、デジタル)もストロベリーリナックスで販売中
おなじみのマイコンのコーナー
Poken持ってないので、たけ○さんと握手してきた
バッチボードのコーナー
パワーグローブを触らせたもらった
指先にそれぞれ加速度センサーがついていて、バッチボードにSPIで接続されている。
指先の角度から姿勢を検出して、PC画面上の手も連動してうごく。かっちょいい!
今年も充実した内容で勉強になりました。
来年も行きたいです。
● ばんごはん
緑の人にカレーうどんがおいしいお店へ連れて行ってもらう
目黒では有名店だって。
レギュラーってたのむと、カレーうどん。ホットとたのむと辛口。
替え玉投入!
● フリス犬
アンケートに答えてフリス犬をいただきました。
当りだとスワロフスキー付フリス犬がもらえるそうですが、残念ながらノーマルフリス犬。
しかし毎回凄い色だなあ。去年は緑だった。グリーンでエコ? では、ことしのピンクはなんだろう。健康安全とかかな