FTF japan 2009 テクニカルセッションなど (9/9)
前回のエントリ
→ジェネラスセッション
→ハンズオンセミナー
(→去年のFTF)
■ Windows7 センサーアプリケーション開発ソリューション (C-3)
Windows7では、センサー、ロケーションデバイスを統一的につかえるAPIが定義された。
マウスやキーボードなどの従来のデバイス以外に、加速度センサー、圧力センサー、照度センサーなどをUIや制御に取り入れることができる。
同一種類のセンサーであれば、メーカーを問わず統一的に利用できるようになる。
また、生活に密着したものであるのでセキュリティのサポートも重視している。
センサーは、主に以下の種別(カテゴリー)に対応
(位置、環境、モーション、方向、電子、機械、生体、光、スキャナー)
※ 存在しないカテゴリーはDDKで開発して拡張することができる
Sentor COM APIで提供される
・同期・非同期モデルの両方に対応
・複数アプリからの利用が可能
・プロパティとしてセンサーの値を取得、設定できる
・イベントを定義すると非同期的にコールバックで呼び出される
デモ:
・Freescale Sensor Development Kitボード(バッチボード)を使ったデモ
(加速度センサー、光センサー、タッチセンサー)で取得した値をWindows7上のアプリで表示する。
たとえばWindows7では、ノートPCの照度センサーによりLCDの明るさを制御するサービスが動いているが、このボードを接続しても同様に機能する。
VisualStudio2010上でソースを解説しながらの解説。
加速度センサーつきグローブでのデモも行われた。
ロケーション取得を利用したGPSによる位置情報を表示するガジェットの紹介もされた。
応用して実現されている機能
・ロケーションプラットフォーム
GPS,Webサービス連携
・バイオメトリックフレームワーク
指紋認証など
センサーへのアクセス制御
・センサーによってはセキュリティにセンシティブな情報を扱う
・ユーザーごとにアクセス権を指定することができる
開発に必要なもの
・Windwos7/Windows7SDL/UMDF対応のDeveiceDeriver/VisualStudio2008以降
・センサーデバイス側のPlatoformとしては、.Net micro frameworkなどを利用して開発することができる。
※参考資料へのリンクが配布された(日本語資料はまだない)
センサーデバイスとの遠隔接続
・Windows Rally technologyを使えば、ネットワーク、Wifi,BTを介したセンサーを利用することができる
メリット
・ユーザー:センサーデバイスとPCの組みあわせ選択の自由度
・ISV:ソフト開発が容易(統一したAPIで開発できる)
・機器メーカ:センサーデバイスの選択の自由度
・デバイスメーカー:採用されやすい
デメリット
・囲い込みができなくなる
・すり合わせ開発が困難になる
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Windows7のセンサーAPIは、今日はじめて知りました。
開発環境も整備されていてこれからWindowsからのセンサー利用が容易になるとおもいます。
当然Windows7自体もAPIを活用していますので、さまざまなセンサーを接続してWindows自体の操作を行えるというのも楽しみです。
■ CodeWarrior v.10
Eclipseベースになる。大きな変化。
もちろんリファクタリングなどEclipseの機能は利用できる。
従来のプロジェクトはインポーターで取り込める。
デバッグもEclipse上で完結する。
各マイコンは順次対応していくロードマップ
ベータ版のCDが配布された。
フィードバックがほしいとのこと。
■ 応用製品
フリースケールのデバイスを利用した製品群
リョーヨーからOPEN BDMを利用した製品が出品されている。
秋葉原などでかなり安価に販売するのこと。これはありがたい。
加速度センサー(アナログ、デジタル)もストロベリーリナックスで販売中
おなじみのマイコンのコーナー
Poken持ってないので、たけ○さんと握手してきた
バッチボードのコーナー
パワーグローブを触らせたもらった
指先にそれぞれ加速度センサーがついていて、バッチボードにSPIで接続されている。
指先の角度から姿勢を検出して、PC画面上の手も連動してうごく。かっちょいい!
今年も充実した内容で勉強になりました。
来年も行きたいです。
● ばんごはん
緑の人にカレーうどんがおいしいお店へ連れて行ってもらう
目黒では有名店だって。
レギュラーってたのむと、カレーうどん。ホットとたのむと辛口。
替え玉投入!
● フリス犬
アンケートに答えてフリス犬をいただきました。
当りだとスワロフスキー付フリス犬がもらえるそうですが、残念ながらノーマルフリス犬。
しかし毎回凄い色だなあ。去年は緑だった。グリーンでエコ? では、ことしのピンクはなんだろう。健康安全とかかな