NetWalker上にセルフ開発環境が出来た(MTASC)

 どこにでも持ち運べるNetWalkerなので、当然どこででも開発をしたいもの。
 出先でゲームとかも作れたら楽しいんじゃないかな。
 SDLやProcessingも考えましたが、Flashだったら大抵の環境で動作させられるのでFlashアプリの開発環境を作ってみました。


 Flashといっても、バージョンで結構違ってて、プログラミング言語もFlash8まではActionScript2.0(以下AS2.0)、Flash9以降はActionScript3.0(以下AS3.0)になってます。この違いはかなり大きい。
 今時はみんなAS3.0で開発されてます。
 でも、NetWalkerで動くFlashはFlashLite3でFlash8相当です。
 折角作っても自分のマシンで動かないのでしょうがないので、ActionScript2.0用の環境を作ることにしました。
 ActionScript自体勉強中なので折角ならAS3.0からがいいなあと思うのですが・・・早くNetWalkerでも使えるようになるようにならないかなあ。


 さて、Flashアプリの開発は、普通はADOBE FLASH CS4 PROFESSIONALとかでやるのですが、スクリプトを書いてコンパイルすることでも行えます。
 AS2.0の場合は、オープンソースMTASCが使えます。コマンドラインで実行出来るので大抵の環境用に用意されているようです。
 Arm版もありました。


 NetWalkerのメニューの「システム」→「システム管理」→「Synaptic パッケージマネージャー」で、Synapticを開いて「mtasc」で検索したらちゃんとありました。そのまま、選択してインストール。
 開発環境はこれで出来ました。らくちん!

では早速・・・


・ソースを入力
vi helloas2.as


class HelloWorld {

//コンストラク
function HelloWorld(mc:MovieClip) {
//テキストを表示
mc.createTextField("tf",mc.getNextHighestDepth(),0,0,100,20);
mc.tf.text = "HELLO";
var tf:MovieClip = mc.tf;

mc.createEmptyMovieClip("img",100);
var img:MovieClip = mc.img;

img.loadMovie("linkFTLabo01b.gif");
img.visible = true;

mc.onMouseDown = function() {
tf.text = img._width;
img._x ++;
}

mc.onMouseUp = function() {
tf.text = "UP";
}

setInterval( function() {
img._rotation ++;
} , 30 );
}


//メイン
static function main() {
var app:HelloWorld=new HelloWorld(_root);
}
}

※ なんでもいいのでlinkFTLabo01b.gif というイメージファイルをswfと同じとこに置いてください。


コンパイル
mtasc -swf helloas2.swf -main helloas2.as -version 8 -header 240:240:30


・実行
firefox helloas2.swf




ちゃんとFirefox上で動きました。
ロゴがゆっくり回転します。
ココで動かせます)


とりあえず、Flashうごいたよーって感じですが、いろいろ勉強していきましょう。



あと、vi (vim)で開発を行うに当たっていくつか設定。
・.vimrc を作成
 僕のは、こんなの
 ※ これはサーバでつかってるやつなので、NetWalkerのとはパスとか違います。
 いろいろ解説を参考にコピペして作ってます。
参考:http://blog.blueblack.net/item_110"
参考:http://adalberyo.blog116.fc2.com/blog-entry-127.html



ActionScriptシンタックスハイライトを有効にしたいので以下の手順
・Synapticで「vim-scripts」をインストール
ActionScriptのシンタックスとオムニ補完の記事の手順で、actionscript.vimをダウンロードして/usr/share/vim/vim72/syntax/コピー。
・.vimrcに「au BufNewFile,BufRead *.as set ft=actionscript」と記述
これでActionScriptのソースがカラフルになります^^
as3_omnicomplete.zipのオムニ補完はなんかうまく動かなかったのであとで再挑戦する・・・(AS3.0のソースでもうまく候補がでなかった)


あと、ActionScriptのキーワードを登録して補完出来るようにします。
ActionScript の辞書ファイルからキーワード辞書ファイルをおとして設定しました。
で、TABキーで補完するようにしてます。
うろ覚えのキーワードも補完できて助かります。


ついでにscreenもインストールして・・・と、おもったら最初からはいってました。
screenはコンソールを仮想的に複数もてたり画面上の文字列をコピペできたりといろいろ便利なので使ってみるとよいと思います。僕も今日はじめてつかって便利さに驚きました。


では、みんなもNetWalkerでレッツモバイルプログラミングです!