俺製ファイル復旧ツール(RealMedia専用)


先日のビデオサーバHDD復旧作戦はFinalDataのおかげでなんとか完了しました。
フラグメントが酷いことになってたファイルは無理でしたが、ほとんどのファイルを復旧できました。
操作ミスで削除してしまっただけなので、復旧処理もやりやすい部類ですしね。
次からは気をつけましょう。



ところで、ファイル復旧で思い出したのですが、僕も昔ファイル復旧ツール作ったことがあります。
ビデオの録画データを保存していたHDDの管理領域が完璧に破壊してしまって、にっちもさっちもいかなくなってしまいました。そのHDDにはいっていたのは、半年分くらいの録画データだったかな。
当時(2001年ごろ)は、RealProducerを使ってRealMedia形式(拡張子が「rm」のやつ)でビデオ録画していました。
往生際がわるいのでツールを作って復旧することにしました。
HDDの先頭からセクタリードしていき、RealMediaファイルっぽい領域(ヘッダ部にフォーマット識別コードがある)をみつけると片っ端からファイルに復元するという仕組みです。


画面イメージはこんな感じ。



使い方は、
(1)「対象ドライブ」をドロップダウンリストから選択(デバイスIDか、ドライブ名で選択)※パーティション情報が壊れててもデバイスIDで指定すればなんとかなるかも
(2)「ドライブ情報」に詳細が表示されるので対象のものか確認
(3)「処理内容」に設定
(3-1) 「ディレクトリ」- 発見したRealMediaらしいファイルを復元する先のディレクトリを指定します。ファイル名は、RealMediaヘッダ内の「記録日時」をもとに作成します。※くれぐれも復旧対象と同じHDDを指定しないように
(3-2) 「発見したファイルを保存」- チェックをいれるとRealMediaらしい領域を発見したらファイルに保存します。
(3-3) 「不完全なファイルも保存」- ファイルは連続セクタに格納されている前提で処理をしています(フラグメントには非対応)。最終セクタが、RealMediaのファイルとして矛盾がある場合は、不完全なファイル(フラグメントしてる)と判定します。チェックをいれると、不完全ファイルも保存します。
(3-4) 「検索範囲」- HDD内の検索する範囲をセクタで指定します。
(4) 「開始」ボタンで復旧処理スタート



(お祈りしながら待ちましょう)



こんなソフトでも、うまく復旧できました。やってみるもんですね。


いま、RealMediaでデータを溜め込んでいて、しかもHDD障害にみまわれる人が世の中に一人でもいるか大変疑問ですが、そんな奇跡的に運の悪いひとのためにツールを公開しておきます。


ダウンロードはこちらから→slvgRealMedia.exe (WindowsNT/XP用)


※ このソフトの利用によるいかなる損害も補償しません。自己責任でご利用下さい。