サーバー用AEDってどうだろう

サーバAED イメージ図


先日の停電の後、ACアダプタが2台同時に壊れてたことからリコールものの不具合があるんじゃないの〜?って日記に書きましたが、こういうことは割りとありがちなことだとメールいただきました。


ACアダプタなどはスイッチング電源なのですが、これの発振回路がスタートするときに電解コンデンサがへたっていると発振が開始できず電源が入らない状態になるそうです。
逆にいうと、電源が供給され続けている間は電解コンデンサがへたってても動き続けるわけですね。
で、一度停電になると復帰しなくなる。


電解コンデンサーがへたるというのは、具体的には内部の電解液が気化したりして減っていき、コンデンサーとしての容量が減っていくということですね。充電池の持ちが使っているうちに悪くなるのと同じような感じでしょう。
可動部分のない電子回路なんて半永久的に動くと思ってたら、こんなところに生ものを使っているので油断なりません。


2台同時に壊れたというのは、実際には同時ではなくてそれまでのあいだに電解コンデンサがへたっていたってこと。偶然でもなんでもない。
もっとも、へたりやすい(粗悪な)電解コンデンサを使っているとうのは、決してよいことではないですが。他のものも同じくらいの寿命とかんがえると来年の点検停電の時、死んでそう。


今回はACアダプタでおきましたが、もちろんパソコンの電源でも同様で、いままでずっと無停止で稼動していたサーバーが、一度電源を切ったら起動しなくなったということも同じ原因です。


さて、サーバー等が急に電源が入らなくなるという理屈はわかりましたが、実際電源が入らなくなったらかなり泣きそうです。ダウンタイム1分あたり1万ドルくらい損失が出続けます。
なんとか電源がはいってくれれば・・・


そんなとき、電気ショックで痙攣した心臓をもとにもどすAEDのサーバー用があったらどうでしょう?
AC電源とサーバの間にいれ、電源に特殊な波形操作を行うことでスイッチング電源の発振を再起動するのです。


サーバールームに一台あればいざというとき安心。
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# 動作原理は特許出願中のため非公開です。ウソです。これから考えます。いいアイディアをお持ちの方、一緒に起業しませんか?
# 1万ドルシステムにはホットスワップの出来る2重化電源をいれてください。オネガイシマス。