iPhone4のHDR撮影モードを試してみた
iPhoneのOSをiOS4.1にアップデートしました。
新機能の一つとしてカメラ撮影時にHDR撮影(ハイダイナミックレンジ合成)が出来るようになったというもの。
明るい日中のなどは明度差が激しくて、明るい場所にあわせて露出を決めると暗いところが真っ黒になってしまい、逆に暗い場所にあわせて露出を消えると明るいところが白飛びして真っ白になってしまいます。
【例:通常の撮影】
右上の校舎の部分が白飛びしてしまっています。
また中央下の木陰が黒く沈んでしまっています・
HDR撮影では、明暗部分両方にあわせて複数回(iPhoneでは2回みたい)撮影して合成することで、両方をうまく写すことができます。
【例:HDR撮影】
校舎が自然に写っているのがわかるとおもいます。
また木陰も若干明るくなっています。
ただ単に露出を抑えているわけではないことがわかります。
あんまりやりすぎるとコントラストが落ちて白っぽい眠い写真になってしまいますが、そのへんは結構うまく調整されているようです。
また2回撮影することから、原理上動く被写体は苦手ですが、HDRが必要になるシーン(特に明るい屋外)ではシャッタースピードが速く、かなり短い間隔で撮影されるのであまり気にしなくてもよいようです。
おまけ機能かと思ってましたが意外と実用的なので活用していきたいとおもいます。
※ 説明はだいたいのニュアンスで・・・あと写真の構図が酷いw
※ HDR撮影モードのON/OFFは撮影中に画面上のアイコンをタッチして選択できます
※ HDR撮影モードの場合、撮影後に合成処理が入るため数秒待たされます
※ HDR撮影した写真と通常の写真の両方を保存することができます(この例もこの機能で同時保存されたものを比較しています)
※ 2001年発売のSANYO DSC-MZ1にも「ワイドレンジショット」といって同様の機能が搭載されてました。さすがデジカメのサンヨー、時代を先取りしています。
【おまけ】
たまたま日本振興銀行の前を通った…